石川県の馳浩知事がIOC=国際オリンピック委員会の委員に機密費を使って贈答品のアルバムを渡したと発言した問題をめぐり、IOCは30日、「規定に沿った感謝の印だ」と倫理規定には触れないとする認識を示しました。

ファビオ・建本・トラニン記者
「アルバムは受け取りましたか?東京から何らかの贈答品をもらいましたか?」

30日、記者の呼びかけに答えず、無言で理事会の会場に入るIOCのバッハ会長。

今月17日、石川県の馳知事が東京オリンピック・パラリンピックの招致活動の際に、開催都市決定の投票権を持つIOCの委員に対し「官房機密費で贈答品としてアルバムを渡した」「1冊20万円した」などと発言し、その後、撤回しました。

この問題について、IOCのマーク・アダムス広報部長は30日、JNNの取材に対し、「報道は見たが、知事は発言を撤回した」としたうえで、「いずれにせよ、アルバムは明らかにIOCの規定に沿った感謝の印だ」と述べ、倫理規定には触れないという認識を示しました。

この問題をめぐりIOCのバッハ会長は、先週、「発言内容を聞いていないのでコメントすることはできない」と話していました。