■川淵三郎氏 文化勲章受章を祝う会(30日、東京・国立競技場)
サッカーJリーグ初代チェアマン、日本バスケットボール協会会長などを務め日本スポーツ界の発展に尽力してきた、川淵三郎氏(86)の文化勲章受章を「祝う会」が30日、東京・国立競技場で開催された。
TUBEのギタリスト、春畑道哉氏によるJリーグオフィシャルテーマソングが生演奏される中、妻、康子さんを伴い登場した川淵氏。森喜朗元首相、麻生太郎自民党副総裁らから次々にお祝いの言葉が述べられた。
この日の「祝う会」には約430人が参加。河野太郎デジタル相、室伏広治スポーツ庁長官、岡田武史元日本代表監督、三屋裕子日本オリンピック委員会副会長など、そうそうたるメンバーが出席した。
川淵氏は「多くの方にお祝い頂き、身に余る光栄です。私が天皇陛下から文化勲章を頂くことができたのも、日本のたくさんの方たちが、ボランティアなど様々な形でスポーツを支えてくれたからであります。そういった草の根の活動が、私の受章に繋がったと考えております。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
さらに「この場で私の妻にも感謝を述べたい」と、妻、康子さんの元へ行き「康子さん、61年献身的に僕を支えて頂いて」と言って、感極まって言葉に詰まる川淵氏。「ありがとうございました。僕より1日でも長く生きていて欲しいとそれだけを願っています」と話し、最後は愛妻を抱きしめた。
川淵氏は91年、Jリーグ初代チェアマンに就任し、Jリーグ創設の陣頭指揮を執った。15年には日本バスケットボール協会会長に就任。当時、分裂状態にあったリーグを総合し、Bリーグ発足にも尽力した。現在は、Jリーグやリーグワンなどボールゲーム9競技の日本の最高峰12リーグの競技力向上と運営の活性化を目指した活動を行う、日本トップリーグ連携機構の会長を務めている。こうした日本のスポーツ文化への多大な貢献が認められての文化勲章受章となった。
文化の日の3日、皇居 宮殿の「正殿松の間」で行われた文化勲章の親授式に出席した川淵氏。狂言師の野村万作さん、「ローマ人の物語」などで知られる作家の塩野七生さんらと共に天皇陛下から文化勲章が贈られた。
スポーツ界での文化勲章受章は、「フジヤマのトビウオ」の異名をとった水泳の故・古橋広之進氏、プロ野球、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督に次ぐ3人目となった。
◆川淵三郎◆
1936年12月3日、大阪・高石市生まれ、86歳。三国丘高―早大商学部―古河電工と進み、日本代表FWとして国際Aマッチ26試合8得点。64年の東京五輪では、強豪アルゼンチンを相手に1ゴール1アシストを決めるなど、ベスト8進出に貢献。引退後、80~81年に日本代表監督を務めた。91年、Jリーグ初代チェアマンに就任。02年に日本サッカー協会会長就任。日本バスケットボール協会会長、日本トップリーグ連携機構会長などを歴任。家族は妻と娘が2人。














