農林水産省の統計調査で、岩手県に任命された釜石市の調査員が個人情報の記載された名簿を紛失していたことが分かりました。

紛失が分かったのは「2023年漁業センサス調査」の名簿で、釜石市内の漁業者など25人の氏名や住所、電話番号などが記されていました。
「漁業センサス」は日本の漁業の実態を把握するため農林水産省が5年に1度行う基幹統計調査です。
釜石市によりますと11月22日に調査員が市に提出した書類に名簿が含まれていなかったことで紛失が発覚しました。名簿は見つかっておらず、市は掲載されていた25人に謝罪しています。情報流出の被害は確認されていません。
県は調査対象である沿岸12市町村に書類の管理を徹底するよう注意喚起しました。