望まない妊娠を防ぐための「緊急避妊薬」について、医師の処方箋なしで適正に販売できるかを調査するため、きょうから全国145の薬局で試験的な販売が始まりました。

「緊急避妊薬」は性行為から72時間以内に服用することで、妊娠を8割程度防ぐとされるものですが、現在、国内では医師の処方箋が必要です。

「緊急避妊薬」について、厚生労働省から調査事業を委託された日本薬剤師会はきょう、全国145の薬局で処方箋なしでの販売を始めました。薬局のリストは日本薬剤師会の特設ホームぺージで公開されています。

購入できるのは、調査研究への参加に同意した16歳以上の人で、販売価格は7000円から9000円程度。試験販売は来年3月までの予定で、厚労省が調査結果などを踏まえ、その後の販売について検討します。