岡山市が建設を目指す新しいアリーナについて、大森岡山市長は設計や事業費などの素案をまとめ、今年中に経済負担などの方針を決定したい考えを明らかにしました。

新アリーナは、プロスポーツ支援などを目的に岡山市が北区野田に建設を目指しているものです

きょう(27日)の会見では、整備の基本計画の素案を明らかにしました。

新アリーナは、試合の臨場感を体感できる内装で、外には高架型の歩道を設置し周辺施設とまちの活性化を図ります。

現時点で、総事業費約145億円を見込み、20年間で県内に910億円を超える経済波及効果があると算出しています。

一方、新アリーナを巡っては県への経済負担の協力などを求めているものの県は明確な回答をしておらず、岡山市は来月(12月)中の回答を求めるとしています。

(大森雅夫岡山市)
「(来年)1月の予算の決定までには何らかの結論は出す。市民の代表者である議会の声も聞きながら最終的には判断をしていきたいと思っております」

岡山市は、県や経済団体との話し合いや総事業費の低コスト化に向けた検討など今後さらに具体的に進めていく方針です。