岡山地方気象台は、きょう(25日)岡山で初雪を観測したと発表しました。平年より15日、昨年より20日早い観測です。

岡山地方気象台によりますと、初雪を観測したのはきょう(25日)午前6時半ごろからの約10分間です。冬型の気圧配置になり、雪雲が瀬戸内側にも流れてきて、一時的に雪が舞ったということで、午前8時ごろの岡山市の上空はすっきりと晴れています。
そんな一瞬の雪を見逃さないのはさすが!と思いきや、実はこの初雪は、職員の目で確かめられたものではありません。岡山地方気象台は、2020年2月から自動観測をしていて、降水量と気温、湿度から「雨か雪」を自動的に判定しています。岡山の気象観測機器は、気象台から北に3キロほど離れた岡山大学の構内にあり、そこで「雪と判別できる」降水があったということです。こういった「人の目」ではなく「機械」による判別は、気象観測の分野では特に地方の気象台で増えています。「初雪」と聞いても機械が自動的に判別しているとなれば、少し情緒にかける冬の便りに聞こえてきます。