青森県むつ市の特産品「海峡サーモン」の幼魚を淡水から海水の生けすへ入れ替える作業が21日始まりました。
海峡サーモンを生産している北彩漁業生産組合の組合員は、むつ市大畑町にある山口養魚場を訪れ、幼魚を淡水の生けすからあげると海水に慣らすために50パーセント程度の塩分濃度に調整した生けすの水に入れていきました。
組合によりますと2023年は海水温が高かったことから入れ替えの目安となる15℃に下がるのを待って、いつもの年より2週間ほど遅れて作業が始まったということです。
北彩漁業生産組合 濵田勇一郎組合長
「(海水の)高水温の影響でスタートが遅くなって水揚げの時期も早まって養殖期間が短くなる傾向だが、よりよいものを皆さんに提供できればと思います」
幼魚は大畑漁港で海水に慣れた後、津軽海峡の沖合の生けすで約8ヶ月間養殖され海峡サーモンへと成長します。