来年1月に行われる台湾総統選挙で、与党・民進党の頼清徳氏がきょう立候補を届け出ました。野党側は候補者の一本化で合意していましたが、合意が破綻した可能性があります。

記者
「頼清徳氏が到着しました。今回の総統選、最初の届け出は頼清徳氏ということになりました」

与党・民進党の頼清徳氏は副総統候補の蕭美琴氏と共に日本時間の午前10時ごろ、立候補を届け出ました。

総統選への届け出を行ったのは、頼氏のペアが初めてです。

民進党 頼清徳氏
「台湾の安全とインド太平洋地域の安全は世界が注目している。今回の選挙も世界が注目している」

一方、政権交代を目指し候補者の一本化に合意した最大野党の国民党と民衆党ですが、複数の台湾メディアは合意が破綻した可能性があると報じるなど、混乱した状況が続いています。