ウクライナのゼレンスキー大統領は、水上ドローンを活用した作戦で、黒海における主導権をロシアから奪還したと発表しました。

ゼレンスキー大統領は16日、自身のSNSで「黒海における主導権をロシアから奪還し、ロシアの艦隊を海域東部まで撤退させた」と発表しました。水上ドローンの部隊を投入したことで、作戦が成功したとしています。

また、「去年2月の侵攻直後からロシアはウクライナの黒海沿いの港を封鎖・攻撃し、世界の食料市場を混乱させてきたが、そのパワーバランスを変えることができた」と述べ、黒海に面するトルコやルーマニアなどの支援に感謝を表明しています。

これに先立ち、ゼレンスキー氏はイギリスのキャメロン外相と会談し、軍事支援の継続のほか、黒海の状況についても協議したということです。