東京都は、新型インフルエンザが都内で発生したことを想定した患者の受け入れ訓練を行いました。

東京都はきょう、都内で新型インフルエンザに感染した疑いのある患者が発生したと想定して、文京区の都立駒込病院で患者の搬送と受け入れの訓練を行いました。

感染の疑いがある患者はストレッチャーで院内に運び込まれ、室内の気圧を低くすることで、ウイルスで汚染された空気が外に漏れないようになっている専用の病室に入りました。

医療従事者
「(新型インフルエンザの)疑いがあるということで、これから諸々ね、ちょっと検査をさせてもらいたいです」

病室では、防護服を着た医療従事者が患者の鼻と喉から検体をとって検査をしたうえで、点滴などの治療を行いました。

この訓練はおよそ4年ぶりで、病院の担当者は「新型コロナへの対応を経験したとはいえ、常に新しい気持ちで感染症を受け止められるように準備しておくことが必要だ」と訓練の意義を強調しました。