アメリカのIT大手マイクロソフトは15日、AI=人工知能のための半導体を独自で開発したと明らかにしました。

マイクロソフトは15日に開かれたイベントで、AIの処理に最適化された半導体「マイア」と、インターネット経由でソフトウェアを提供するクラウドサービスで使う半導体「コバルト」の2種類を独自に開発したと発表しました。来年初めからマイクロソフトのデータセンターに導入するとしています。

AI向けの半導体を巡っては、アメリカのエヌビディアが約8割の世界シェアを占めるとされている中、世界的なAIブームなどを背景に、市場価格の高騰や供給不足が指摘されていて、コスト削減と安定確保に向けてIT企業が自社で半導体を開発する動きが今後さらに強まるとみられています。