世界の人口の約4分の1を占めるイスラム教徒=ムスリムの観光客誘致を進めるための取り組みです。岡山市が招き入れたインドネシアからの修学旅行生がやって来ました。

けさ(13日)岡山市内に到着したのは、インドネシアからの中高生と教員35人です。

岡山市は、2016年から真庭市・吉備中央町とともにイスラム教徒=ムスリムの観光客を誘致する事業を実施。

修学旅行を企画し、またイスラム教徒の食事に対応した飲食店の認定制度などを設け、ムスリムが安心して旅行できる体制づくりなどを行っています。

修学旅行で、まず岡山城と岡山後楽園を訪れた生徒たち。昼食は、イスラム教で禁止されている、豚や動物性の油が使われていない弁当が提供されました。

(修学旅行生・高校1年生)
「岡山の街ががきれいです。すごくきれい。歴史を知りたいです」

(修学旅行生・高校2年生)
「お城がとってもかっこいい。インドネシアにはなく、息ができないほど感動しました」

生徒らは、きょう(13日)から3日間岡山に滞在し、岡山市内の学校で授業に参加したり、和太鼓など日本文化の体験を行ったりするということです。

このムスリム観光客誘致に力を入れる岡山市。さらに取材を進めると、実に様々なところに「受け入れ態勢」を整えていることが分かりました(【続編】に続く)。