パレスチナ自治区ガザで地上侵攻を進めるイスラエル軍は、北部ガザ市にある最大の病院周辺でイスラム組織ハマスと交戦しています。

イスラエル軍は11日、戦闘開始以降、イスラム組織ハマスの軍事拠点を11か所、制圧したと発表しました。

また、北部ガザ市では最大の病院・シファ病院の周辺でハマスと交戦しているということです。

パレスチナ自治政府 アルカイラ保健相
「昨夜、シファ病院やガザの他の病院で起きたこと、特にシファ病院で起きたことは本当に恐ろしいことです」

一方、パレスチナの保健当局は空爆で病院の太陽光パネルが破壊され、酸素の供給ができず、乳児39人が命の危機にあると発表しています。

こうしたなか、サウジアラビアでアラブ連盟とイスラム協力機構の臨時会合が開かれ、イスラエルに即時停戦を求める声が相次ぎました。

サウジアラビアのムハンマド皇太子は「パレスチナの同胞に対する残忍な戦争を非難する」と強調。イランのライシ大統領も出席し、イスラム諸国にイスラエルとの政治的、経済的関係を断つよう訴えました。

イスラエル ネタニヤフ首相
「拘束された人たちについて、私と内閣が出している指示は明白だ。人質の返還なくして停戦はない」

一方、イスラエルのネタニヤフ首相はこのように述べ、国際社会で高まる停戦要求に改めて反対する姿勢を強調。

また、ガザ地区の扱いについて、「イスラエルへの脅威がなくなることを保証するため、必要な限り、イスラエル軍が管理を続ける」と述べ、戦闘後も管理を行う考えを示しました。