2019年に中国の湖南省で「反スパイ法」に違反した疑いで逮捕された50代の男性について、懲役12年の実刑判決が確定したことがわかりました。
男性は介護関連の仕事に携わっていた50代の日本人で2019年7月、湖南省の長沙市で、「中国の国家安全に危害を加えた」として「反スパイ法」違反で国家安全当局に逮捕され、裁判にかけられていました。
日本政府関係者によりますと、今月3日に湖南省の高級人民法院で懲役12年の実刑判決が確定したということです。
具体的にどのような行為が「スパイ行為」にあたったのかは明らかにされていません。
日本政府としては引き続き男性の解放を申し入れていくとしています。
中国では、今年3月に拘束されたアステラス製薬の男性社員が先月、正式に逮捕されたばかりです。
2014年に「反スパイ法」が施行されて以降、17人の日本人が拘束され、今回のケースを含め10人が実刑判決を受けています。
中国政府は今年7月に「改正反スパイ法」を施行するなど外国人に対する監視を強化しており、中国でのビジネス展開の不安要素となっています。
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