俳優の稲垣吾郎さんが、映画「正欲」の公開記念舞台挨拶に、共演の新垣結衣さん、磯村勇斗さん、佐藤寛太さん、東野絢香さん、岸善幸監督と共に登壇しました。

映画「正欲」公開記念舞台挨拶




本作は朝井リョウさんのベストセラー小説「正欲」を映画化した作品。家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな背景を持つ5人が交錯していくストーリーで、観る者の価値観を揺るがす衝撃作となっています。「第36回東京国際映画祭」コンペティション部門にて、最優秀監督賞と観客賞をW受賞した本作。

舞台挨拶では、主演の稲垣さんより岸善幸監督へ花束が贈られました。稲垣さんはW受賞について、“自分のことのように、というか自分のこと以上に嬉しかった。早く監督に「おめでとう」を伝えたかったです”と祝福の言葉を送りました。

稲垣吾郎さん





さらにMCから、映画を観た時の感想を聞かれた稲垣さんは、“みなさん演技が本当にすばらしくて、1人1人いろんなものを抱えて、大変な覚悟で撮影に臨んだと思うんですけど、すばらしい監督をはじめとした制作スタッフの方々に仕上げていただいて、本当に早く一人でも多くの方に届けたいという気持ちです”と話しました。

新垣結衣さん





本作で磯村さんと演じた偽装夫婦について新垣さんは、 “手を取り合ってこの先の未来を一緒に乗り越えていくという意味では、何ら(普通の夫婦と)変わりない。偽装ということでもないような気がする”と語りました。

佐藤寛太さん/磯村勇斗さん





また、磯村さんも、“僕も違和感はなく、家族とか家庭というのは色々な形があると思うのでこういう関係で過ごすのも、今の時代だからこそあるべき形の一つだと思う”と答えました。

稲垣吾郎さん/新垣結衣さん




また、稲垣さんは難しい役柄を演じた新垣さんに対して、“もうね「ガッキー」ではない目の輝きだったんで、違った光り方をして、見てくれたので、それが印象的だった”と振り返りました。

稲垣吾郎さん




稲垣さんは最後に、“人が誰かとつながること、そして、つながった人間を愛すること、そのためには、自分自身を愛する大切さを肯定してもらえるという、とても美しい映画だと思います。”とメッセージを送りました。

【担当:芸能情報ステーション】