入院患者に暴行したとして複数の看護師が逮捕された東京・八王子市の「滝山病院」に対し、東京都は、再発防止に向けた取り組みが十分ではないとして、さらなる改善を求めるための「指導」を行いました。
八王子市の精神科病院「滝山病院」をめぐっては、複数の看護師が患者に暴行した疑いで警視庁に逮捕されていて、東京都はこれまで、病院に対して改善命令を出したうえで、抜き打ちの立ち入り検査を行うなどして、状況の確認をしてきました。
病院側は、▼外部の第三者を委員とする虐待防止委員会の設置や、▼虐待を防止するためのマニュアルを作成するなどの改善計画を進めてきましたが、都はきょう(9日)、“再発防止に向けた取り組みが十分ではない”と判断し、院長に対し、さらなる改善を求める「指導」を行いました。
都による病院の職員への聞き取りで、「再発防止に向けて何が行われているのか見えてこない」などの意見が出たということで、都は、▼虐待防止委員会で検討した内容を広く職員に周知したり、▼虐待防止マニュアルにフローチャートを導入し職員が十分に理解できるようにしたりすることなどによって、取り組みをより実効性のあるものにすることを求めています。
改善命令が出される中での指導は異例で、都によると院長は「指導を踏まえ、改善に向けてしっかり取り組んでいきたい」と答えたということです。
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