きょうは「立冬」です。暦の上では冬が始まりました。東京都心でもけさ、気温がぐっと下がりましたが、その一方で、きのうまでの季節外れの暑さで富士山が意外な姿を見せています。
秋が深まるなか、きょう、投稿が相次いだのが…。
「富士山にチョロっとしか雪が無くなっていた」
先月末までは美しい雪化粧が施されていた富士山ですが。
記者
「10月の終わりには今見えている部分、すべて真っ白でしたが、今はほとんど雪がありません」
きょう午後、空から見ると、雪は山頂付近にわずかに残る程度で、まるで“夏の富士山”です。
一方、けさ、東京都心の最低気温は14.6度。きのうより8度近く低くなり、街ではコートにマフラー姿の女性も見られました。
20代女性
「(夜行バスで)夜、仙台から来たんですけど、東京に朝着いてすごく結構寒くて。(室内に)駆け込むくらい寒かったです」
これは、けさの福岡の様子。放射冷却の影響で霧がかって見えます。
きょうは「立冬」。暦の上では冬の始まりの日。季節の催しも行われました。
この時期の風物詩「ふいご祭り」。金属の神様を祀る、岐阜は「南宮大社」の神事で、野鍛冶たちが鋼を鍛錬し、できあがった刀が神前に奉納され、安全や商売繁盛が祈願されました。
また、こちらは富山のゆず農園。冬の寒さに鍛えられる「庄川ゆず」は表面が粗く、香りが強いのが特徴で、冬の「ゆず湯」にも使われます。
そして、都内のおでん専門店では、鍋から美味しそうな湯気が上がっていました。
「きのうだったら絶対ここに来ても買わないかも」
「食べないね」
増英蒲鉾店 中島行利 社長
「去年は忙しかったですよ、寒かったから。おでん屋さんとしては寒くなってもらうのが一番いいですね」
土曜には北から「今季一番の寒気」が流れ込み、季節がぐっと進む見込み。冬の足音が少しずつ聞こえてきそうです。
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