高級珍味として知られる甲殻類のフジツボ。全国で初めてフジツボの“もと”となる赤ちゃんの実用レベルでの生産に成功した団体が8日、これまでの成果を県に報告しました。将来、県産品の新たなブランドとなるかもしれません。

【画像を見る】卵から1ミリほどに育ったフジツボの赤ちゃんは…

8日は県栽培漁業振興協会の代表で外ヶ浜町の山崎結子町長たち関係者が宮下知事を訪ね、フジツボを見せながら研究の状況を報告しました。ミネフジツボは「富士山の峰」という名前の通りフジツボの中でも最も大きい品種。貝のように見えますがカニと同じ甲殻類の仲間です。

県栽培漁業振興協会が2013年から八戸学院大学と共同で養殖技術の開発を進めてきました。養殖に欠かせないのはフジツボの“もと”卵の状態から1ミリほどに育った赤ちゃんです。この大きさまで育てるためにエサとして最も合う植物プランクトンを発見したことで全国で初めて実用レベルでの生産に成功したということです。

現在、市場に出回るフジツボは岩場や網などに付着した天然ものがほとんどで手に入りにくい高級な食材です。

県栽培漁業振興協会 山崎結子代表
「ほかの漁業をメインにしていたときの副業的な感じでフジツボは負担にもなりませんし、かつ高付加価値というか高いお金で売買できるというところが非常に魅力的だと思いますので、その辺ご理解をいただいて作っていただける方を増やしていくことが大事なんじゃないかなと思います」

県栽培漁業振興協会は養殖に適した場所を探り2024年度はフジツボの赤ちゃんの試験的な販売を目指します。