カナダ国防省は、南シナ海で演習中のヘリコプターが中国軍の妨害にあったと発表しました。中国側は、「ルールにのっとって対応した」と反論しています。
カナダ国防省は3日、南シナ海を航行中のフリゲート艦「オタワ」の艦載機・CH148ヘリコプターが先月29日、演習を行っていたところ、中国軍のJ-11戦闘機2機が複数回にわたり接近、妨害行為を行ったと発表しました。うち1回はヘリコプターの正面でフレア弾を発射したとしており、「危険な行為だった」としています。
これに対し、中国国防省は4日、「繰り返し警告をしたが、カナダ側が応じないばかりか、超低空飛行などの挑発行為をとった」と反論。「中国の主権と安全を危険にさらす悪質な挑発行為だ」と非難しました。そのうえで「中国側の対応はプロフェッショナルでルールにのっとったものだった」と主張しています。
「オタワ」はアメリカ海軍第7艦隊のミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」とともに1日、台湾海峡を通過し、台湾に対する軍事的圧力を強める中国軍の活動をけん制したばかりです。
中国は南シナ海の領有権を主張し、軍事的活動を活発化させており今回の行動は南シナ海での領有権を改めて主張するとともに、カナダ軍をけん制したものとみられます。
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