京都市に本社を置く島津製作所が九州初となる研究開発拠点「シマヅ・ナガサキ・コラボレーション・ラボ(Shimadzu Nagasaki Collaboration Lab)」を長崎市に開設し、1日、開所式が行われました。

長崎市の長崎駅前電気ビルに開設された「シマヅ・ナガサキ・コラボレーション・ラボ」は、医療や産業用の精密機器を開発・製造する島津製作所の国内5か所目となる研究開発拠点です。

ラボには常駐の1人を含む8人のスタッフが所属し、長崎大学や長崎県立大学とも連携して、感染症対策や海洋事業、情報・セキュリティの3分野で研究を進めます。

島津製作所 山本靖則社長は「感染症対策、海洋事業、情報・セキュリティ分野で、国内だけではなく、世界に向けての開発の中心になるよう、投資含めやっていきたい」と述べました。

また来賓として招かれた長崎県の大石賢吾知事は「企業(ラボ)側のニーズも聞き取りながら、それに応じた人材育成・教育をしていけるよう務めていきたい」と話していました。

島津製作所ではラボを活用して今後、小中学生向けのサイエンススクールも開催したいとしています。