11月1日は、「ワンワンワン」の語呂合わせから犬の日です。これに合わせ盛岡市内で動物福祉について考えるセミナーが開かれました。

会場に集まったのは11人の参加者と5匹の犬です。セミナーは盛岡でペットホテル事業などを行う会社が企画したもので、犬の福祉を専門にしているドッグトレーナーの上野佑輔さんが講師を務めました。上野さんは「動物愛護」を日本独自の考え方で人間目線であるとし、動物目線に立った世界基準の考え方アニマルウェルフェア=「動物福祉」を紹介しました。

(上野佑輔さん)
「動物がもともと暮らしている自然界でどういう行動パターンを取っていたのか、それを満たしてあげることで欲求充足してあげられるしストレスを最小限にできる」

参加者は、熱心にメモをとりながら耳を傾けていました。

(参加者は)
「私たちの価値観を押し付けないとか、この子たちが楽に生きていけるように行動できればいいと思う」
(主催者 佐藤陽一さん)
「僕がまさに失敗していた飼い主ですので、そういう飼い主さんになって欲しくないという思いから始まっているので、少しでも新しい知識、今犬の世の中はこうなっているんだということをしっかり持ち帰ってもらいたい」

会場では集まった人たち同士の交流も生まれていて、主催した会社は、今後もこうしたセミナーを行っていくことにしています。