岸田総理は、自民党の中に安定的な皇位継承策などについて検討する総裁直属の新しい組織を設置する考えを明らかにしました。

岸田総理
「このテーマは喫緊の重要な課題であるということから、議論に貢献をすることを形として示すためにも、自民党内に総裁直属のこうした会議体を設けた」

岸田総理は衆議院の予算委員会でこのように述べたうえで、各党に対しても「喫緊の課題であるという強い認識を持って議論に参加していただきたい」と呼びかけました。

自民党 茂木敏充幹事長
「総裁直属の79条機関の新たな組織を立ち上げることにした。党内における議論をここでまず深める」

また、自民党の茂木幹事長は「安定的な皇位継承を確保していくことは、国家の基本に関わる極めて重要な課題」との認識を示したうえで、新たな組織での議論を通じ、「いずれかの時点で党としての方向性を示す」としています。