■フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023 カナダ大会(日本時間28日、バンクーバー)
グランプリ(GP)シリーズの第2戦、スケートカナダが開幕し、男子ショートプログラム(SP)で昨季GPファイナル2位の山本草太(23・中京大)が89.56点で首位発進。友野一希(25・上野芝スケートクラブ)が81.63点の3位、三浦佳生(18・オリエンタルバイオ)は80.80点で4位と日本勢が好スタートを切った。
23年世界選手権の銀メダリストで韓国のエース、チャ・ジュンファン(22)は4回転トウループでの転倒が響き、86.18点で2位。
8番滑走で演技した山本は、冒頭の4回転トウループ-3回転トウループのコンビネーションを決めると、続く4回転サルコウでは少しバランスを崩し右手をつく。トリプルアクセル(3回転半)はクリーンに着氷し、演技後は“まずまず”というような表情で頷いて、会場の声援に応えた。2位のチャ・ジュンファンとは3.38点差で、フリーで逃げ切ればGPシリーズ初制覇となる。
今年の世界選手権6位の友野は11番滑走。最初の4回転トウループでバランスを崩しステップアウトとなるが、4回転サルコウ-2回転トウループのコンビネーション、トリプルアクセルは着氷。山本と7.93点差の3位に入った。
三浦は昨季のスケートアメリカ、スケートカナダで2位。GPファイナルにも進出し、四大陸選手権では大会史上最年少での優勝と飛躍の一年となった。この日は9番滑走で登場。冒頭の4回転サルコウ-3回転トウループ、トリプルアクセルは着氷するが、4回転トウループが抜けてしまい2回転に。演技後は悔しそうな表情をみせ、得点はフィンランディア杯(10月7日)の90.95に及ばず、80.80点の4位。
男子フリーは日本時間29日に行われる。
【男子SP結果】
1位)山本草太 89.56点
2位)チャ・ジュンファン 86.18点
3位)友野一希 81.63点
4位)三浦佳生 80.80点














