宗教指導者の殺害事件をめぐり、カナダとの対立が深まっているインドは、一時的に停止していたカナダ人向けのビザの申請を再開しました。両国の関係改善につながる可能性もあります。

カナダにあるインド大使館の発表によりますと、先月から発給が停止されていたカナダ人向けのビザの申請手続きが26日に再開しました。インド大使館は声明で、「最近のカナダの措置を考慮し、再開を決定した」としています。

カナダ国内で6月に起きたシーク教指導者の殺害事件をめぐり、トルドー首相がインド政府の関与を指摘し、インド側は激しく反発しました。

両国の関係は急速に悪化し、インド政府はカナダ政府に「外交官を減らさなければ外交特権をはく奪する」と通告。これを受けて、カナダ政府はインドに駐在する外交官のうち41人を出国させました。

インドが今回、態度を軟化させたことで、両国の緊張緩和につながるかが注目されます。