全国で相次ぐクマによる人身被害。1人が命を落とした富山県内では、25日も各地で出没情報が相次いでいて、住民がクマのエサとなる柿の実の撤去を急いでいます。

小西鼓子アナウンサー:「きょう未明クマの目撃情報があった(富山市)楡原地区にやってきました。県は付近住民にクマ出没の注意を呼びかけています」

現場で警戒していた富山市の職員:「(クマは)そちらの道路を通って旧保育所の裏へ行った」

25日午前2時半ごろ、クマ1頭が住宅街を横切る姿が確認されるなど、この地区では3日間で4件の情報が寄せられています。

富山市は出没情報をメールで発信していますが、住民の多くが高齢者で、メールでは注意呼びかけの効果が薄いとして、急遽、クマ出没を知らせる看板を設置。住民に警戒を呼びかけました。

富山市の職員:「暗くなるのが早いので、クマも真っ黒で分かりにくいと思うので、なるべく夜は出歩かないように」