最大震度7を観測し、甚大な被害をもたらした中越地震から23日で19年です。被災地では犠牲となった68人を悼み、花が手向けられました。

2004年10月23日に発生した中越地震では最大震度7を観測。

68人が犠牲となり、およそ4800人が重軽傷を負ったほか、12万棟を超える住宅が被害を受けました。

長岡市妙見町では親子3人が乗った車が土砂崩れに巻き込まれ、当時2歳だった男の子が奇跡的に助け出されましたが、2人が亡くなりました。

地震の発生から19年…
現場はその後、震災の記憶を伝えるメモリアルパークとなり、23日は朝から訪れた人が花を手向け、犠牲となった人たちを悼みました。

【南魚沼市から】「ああいう災害を思い出すというか、風化させちゃいけないなと」

【新潟市から】「地域の人も高齢化して亡くなった人もいると、だんだん言い伝えみたいなものが途切れていく。きょうは大事な一日だなと」

被災地では地震が発生した時刻に合わせ各地で黙とうが捧げられる他、追悼式典が行われる予定です。