韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮がイスラム組織「ハマス」と武器取引や訓練などで直接的、また間接的に連携していると判断すると明らかにしました。

合同参謀本部が17日に公表した資料では、「ハマス傘下の武装集団などが使っているとみられる北朝鮮製の122ミリ放射砲弾が、イスラエル近隣の国境地域で発見されている」と指摘。

ハマスがイスラエルを大量のロケット弾で攻撃した点などから、「北朝鮮がハマスに戦術の伝授や訓練の支援を行っている可能性がある」との見方も示しました。

また、合同参謀本部は、北朝鮮が2016年にパラグライダーを使って韓国大統領府を襲撃する訓練を公開していたことを挙げ、こうしたノウハウがハマスに伝わった可能性も指摘しています。

合同参謀本部の関係者は「北朝鮮がハマスの手法を韓国への奇襲攻撃に活用する可能性もある」と話しています。