10月15日午前、三重県南伊勢町で海に転落した車の中から、父親と子どもあわせて5人の遺体が見つかりました。

5人は、同居する家族が寝ている間に自宅を出ていたことがわかりました。

警察によりますと、15日午前11時ごろ、南伊勢町道方で、警察官が海の中に沈んでいる白い乗用車を発見しました。


車の中からは伊勢市の37歳の男性と、7歳から12歳までの小学生の男女4人の子どもが見つかり、その場で死亡が確認されました。

5人は10月11日早朝、男性の妻と両親が寝ている間に、釣りに出かけたとみられていて、その際に男性は、家族に何も告げずに自宅を出たということです。

(現場付近で釣りをする男性)
「夜、潮が上がってくると黒く見える。道だと思って入っていったのでは」

現場は水深およそ5メートルの海で、5人に目立った外傷はなく、警察は男性が運転操作を誤って海に転落した可能性があるとみて、詳しい状況を調べています。