北アルプスの黒部川、内蔵助出合の標高1200メートル付近で11日、67歳の無職の女性が転倒して歩行不能となり、長野県警のヘリで救助されました。女性は左足の骨を折る重傷です。

富山県警上市警察署によりますと11日午前9時20分ごろ、北アルプスの黒部川、内蔵助出合の標高1200メートル付近で、静岡県から登山に来ていた67歳の無職の女性が転倒し、歩けなくなりました。

同行していた女性が警察に救助を要請、富山県警ヘリが点検中だったため、女性は長野県警のヘリで救助され病院に搬送されました。女性は左足の骨を折る重傷です。

警察によりますと、現場は岩と草が混じる登山道で、当時は雨でぬれていて女性は岩でスリップしたものとみられています。

また、女性は友人らあわせて4人で11日長野県側の扇沢から入山、この日は黒部ダムから黒部川沿いの登山道を歩き阿曽原温泉小屋に宿泊、12日は欅平からトロッコ電車で黒部市宇奈月に下山する予定でした。