がんと闘い、去年亡くなったネパール人留学生カナル・ケサブさんの弟が来日しました。ケサブさんが暮らした高知で兄の遺志を引き継ぎたいと話しています。
多くの関係者の歓迎を受けて10日に来日したのはネパール人留学生のカナル・ジーブラズさん(23)です。
ジーブラズさんが高知に留学するきっかけとなったのは兄のケサブさんの存在です。
ケサブさんは4年前の秋に留学生として高知にやってきましたが、留学中にがんが見つかり、闘病生活を送っていました。
同じ留学中の仲間たちや多くの県民の支援を受けながら闘病を続けていましたが、2022年6月ケサブさんは天国に旅立ちました。
志半ばで亡くなった兄の遺志を引き継ごうとケサブさんと同じ学校に入学することを決めたジーブラズさん。2022年から日本語の勉強を始め、このほどケサブさんの通っていた高知市の専門学校に入学しました。
(カナル・ジーブラズさん)
「兄は夢を持って勉強に励んでいた。兄の遺志を継いで彼の夢を叶えることが私たちの幸せ」
「日本語を学んだあとは自動車について勉強して、自動車関連の仕事を高知でしたい」
ジーブラズさんはこれから1年半専門学校に通いまずは日常会話レベルの日本語を身につけることを目標に勉強に励むということです。














