ジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐり、NHKはきのう夜の報道番組で、20年ほど前にNHKの音楽番組に出演を希望していた男性が、放送センターの中でジャニー氏からの性被害に遭ったとする証言を報じました。
NHKによりますと、性被害を訴えたのは30代の男性で、2002年に東京・渋谷のNHK放送センターのトイレで、ジャニー氏から性被害に遭ったと証言したということです。
この男性は当時、ジャニーズJr.が出演する音楽番組「ザ少年倶楽部」に出演を希望し、ダンス練習に参加していて、5回ほどトイレで同じ被害に遭ったということです。
NHKは「放送センター内で深刻な性被害を受けたという男性の証言を重く受け止めています」「番組の制作責任を持つNHKとして、看過できない問題であり、今後、出演者の安全や人権を守る取り組みをさらに進めてまいります」などとコメントしています。
ジャニーズ事務所はJNNの取材に対し、性加害に関する事実認定については第三者に委ねているとしたうえで、「認識していない情報も含まれており、コメントを控えております」などとしています。
一方、事務所はきのう夜、新たにホームページでコメントを出し、「被害者でない可能性が高い方々が、本当の被害者の方々の証言を使って虚偽の話をされているケースが複数あるという情報にも接しています」「これから被害者救済のために使用しようと考えている資金が、そうでない人たちに渡りかねないと非常に苦慮しております」などと説明しています。
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