人気が過熱するカードゲーム「ポケモンカード」。全国各地で争奪戦が繰り広げられる一方、窃盗事件やトラブルが相次いでいます。偽造品が大量に出回る事態に発売元のメーカーは、法的措置を含めた対応に乗り出しています。

今年4月、JR札幌駅近くの家電量販店にできた長い行列。目当てはこの日発売される「ポケモンカード」の新作。人気ゲーム・ポケットモンスターのトレーディングカードゲームです。

ポケモンカードは、対戦ゲームとしてだけでなくコレクションとしても人気で、希少価値の高いカードは100万円以上で取り引きされることも…。

おもちゃのバンビ本郷店 山岸嘉孝店長
「カードゲームの中で一番の人気になっています。元々ポケモン自体が幅広い年齢層にうけるコンテンツということもありまして、小さい子供から大人の方まで遊ばれる優れたゲームだと思います」

ブームは過熱し、5月には山梨県でポケモンカード197万円相当が盗まれるなど全国各地で窃盗事件も相次いでいます。そして、偽物も大量に出回る事態に…。7月には富山県内で中古品の買い取り店に偽物5枚を28万円あまりで販売したとして、会社役員の男が逮捕されました。

さらに問題なのが、フリマアプリで悪質な転売をする人たちです。