明治安田生命J1リーグ第29節サガン鳥栖3‐2京都サンガF.C.(30日駅前不動産スタジアム)
ここ8試合勝利がなく15位と苦しむ鳥栖とリーグ戦直近5試合で3勝と勢いに乗る14位京都の一戦。さらにこの試合には、九州地域の視察のため、Jリーグの野々村芳和チェアマンが訪れた。
先に試合を動かしたのは鳥栖。前半9分、細かくパスを繋ぎ、最後はエリアの外から小野が右足を振り抜くとボールはゴール右隅へ。キーパーが一歩も動けない鮮やかなミドルで先制した。小野は3試合ぶりの出場で今季8点目。
しばらく鳥栖の時間帯が続くが、前半32分、京都が反撃。原がエリアに侵入すると左足で強烈なシュート、ボールはニアに突き刺さり、京都が追いつく。
後半に入ると、早い時間帯に鳥栖が2度の決定機を作るが、ものにできない。
すると後半15分、攻め込んだ京都は原のクロスに、中央で豊川がヘディングで勝ち越しゴール。相手ディフェンス2人に囲まれながらもしっかりと押し込んだ。
さらに、その1分後には中央に走り込んだ松田がゴールネットを揺らすも、オンフィールドレビューの結果、直前のプレーでハンドを取られ、ゴールは取り消された。追いつきたい鳥栖はボールを支配して攻勢に出るが、京都は11人全員が自陣に戻り守りを固める。
後半アディショナルタイム、アピアタウィアが不適切なリアクションを見せたことで一発退場。京都は1人少ない状況になる。この退場から試合は劇的な展開に。
まずは後半54分、敵陣深くまで攻め込んだ鳥栖は、河原のクロスに原田が頭で合わせて同点。原田はこれがJ1初ゴール、土壇場で試合を振り出しに戻すと、そのわずか2分後、横山のクロスに今度は中央でファンソッコがヘディング。
ポストに当たったボールがゴールへと吸い込まれると、スタンドの鳥栖ファンのボルテージは最高潮に達した。
土壇場でひっくり返す劇的な逆転勝利で鳥栖は9試合ぶりの勝利。一方の京都は、退場が大きく響く形となった。試合後、京都の曹監督は退場したアピアタウィアについて「もらってはいけないレッドカード、恥ずかしい行為」とした上で「指導できていなかった監督にも責任がある」と自らを責めた。
これで鳥栖は9勝8分12敗の勝ち点35、12位に浮上した。
京都は10勝3分16敗の勝ち点33、順位を15位とした。
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