中国・杭州で開かれているアジア大会。サッカー女子は9月30日、準々決勝が行われました。日本代表は後半途中出場のFW上野真実の4ゴールなどでフィリピン代表に8対1で勝ち、10月3日に行われる準決勝に駒を進めました。対戦相手は開催国・中国です。

前半途中から音を立てて雨が降るコンディションで行われた試合は前半26分、日本のFW千葉玲海菜が抜け出そうとしたところを、フィリピンの選手が倒してしまい、一発退場に。日本は数的優位で試合を進めます。
すると、前半40分にはペナルティーエリア内で相手の手にボールが当たって得たPKをMF谷川萌々子が落ち着いて決め、先制に成功します。
しかし、前半終了を待たずに大雨のため一時試合は中断…再開後も得点は動かず、前半は1対0とリードして折り返します。

後半は1人多い日本がボールを握り、攻撃を続けると、13分に後半から出場のFW大澤春花が決めて2点目。さらに20分にもFW千葉玲海菜が得点を加えた日本でしたが、その2分後にコーナーキックから1点を返され3対1に。
それでも、ハーフタイムから途中出場のFW上野真実が後半31分からの5分間でハットトリックを決めると、後半46分にも得点を挙げ、この試合4ゴール。さらに、試合終了直前にFW大澤春花がこの試合2点目を決め、日本はフィリピンに8対1で大勝。10月3日に行われる準決勝に駒を進めました。対戦相手は準々決勝でタイに4対0と快勝した中国となりました。

なおアルビレックス新潟レディースから今大会の代表に選ばれているMF石田千尋選手は後半34分から出場。後半44分には飛び出しからゴールを狙いますが、惜しくも得点にはつながりませんでした。