新潟市出身で芥川賞を受賞するなど幅広い分野で活躍した新井満さん。その作品や半生を語るトークイベントが開催され、名曲『千の風になって』の誕生秘話も明かされました。

新潟市出身で2021年に亡くなった芥川賞作家・新井満さんは作詞・作曲など幅広い分野で活躍しました。開催中の回顧展に合わせて行われたトークイベントには、妻・紀子さんや生前親交のあった友人らが参加。新井満さんが作詞作曲し大ヒットした『千の風になって』の誕生秘話や思い出が語られました。

【新井満さんの妻・紀子さん】
「元が英語の詩があったんですね。それから起こせば何とかなるかもしれないと思って、英語の詩から訳したのが、今の『千の風になって』」

【新井満さんの友人・川上耕さん】
「『この詩なんとか歌にならないかな』ってギターを持って曲作りを始めたんですよね。5年くらい経って、突然『なんとか曲ができたよ』って。本当に聞いたときに『すごくいい歌が出来たな』と思って」

様々なジャンルで活躍した新井満さんが生涯伝え続けた想いを関連資料とともに紹介する『新井満回顧展』は、新潟市中央区の「にいがた文化の記憶館」11月5日まで開催されています。