勤めていた島根県大田市内の農場で、飼育していた牛を繰り返し蹴るなど虐待したとして起訴された男の判決公判が22日、松江地方裁判所であり、罰金20万円の判決が言い渡されました。
判決を受けたのは住所不定・無職のフィリピン国籍の男(26)です。
起訴状などによりますと被告は今年6月3日の午後5時16分頃から19分頃までの間、当時勤めていた農場で、2頭の牛に対して、鼻や首の辺りを足で蹴るなど虐待した動物愛護法違反の罪に問われています。
この事件をめぐっては、被告自身が牛を蹴るなどした動画を撮影しSNSに投稿したことで批判が集まり、警察などが調べを進め、7月に警察が被告を書類送検しました。
これに先立ち、農場も6月29日付で被告を懲戒解雇しています。