財政がひっ迫し非常事態宣言を出した市川三郷町は、談合で町に損害を与えたとして前の町長らを相手取り、およそ3800万円の損害賠償を求める訴えを甲府地裁に起こしました。

提訴されたのは町が発注した2つの設計業務の契約において賄賂の受け渡しがあったとして有罪判決を受けた久保眞一前町長ら3人です。

訴状によりますと町発注の設計業務の入札で談合していたとして、町は3人に対し、公正な落札価格との差額など およそ3800万円の損害賠償を求めています。

なお町は訴状で刑事裁判で争われた2つの設計業務のほかに、新たに2015年に発注された町民会館の改修工事設計業務と2018年に発注された町庁舎にある空調設備の改修工事の設計業務でも談合があったと指摘しています。

町は今年6月の議会で事件による経済的損失を回復するため提訴することを決めていました。

提訴を受け、久保前町長の家族はUTYの取材に「本人の体調が悪く答えられる状態ではない」とコメントしました。

一方、市川三郷町の遠藤浩町長は「主張が認められるように裁判を見守りたい」と話しています。

第一回口頭弁論は10月10日に行われます。