セルビアで行われているレスリングの世界選手権で、前日の準決勝で勝利し五輪代表に内定した櫻井つぐみ選手(高知県香南市出身)が、女子57kg級で優勝し、世界選手権“V3”を果たしました!

前日の準決勝で勝利し、悲願のパリ五輪代表に内定した櫻井選手は、日本時間の21日未明に行われた決勝に挑みました。

準決勝で勝ち五輪代表を決めた後「決勝も絶対勝って優勝したい」と意気込んでいた櫻井選手。

決勝の相手は、モルドバのアナスタシア・ニチタ。1つ上の階級=女子59kg級で2022年の世界選手権を制していて、今年は女子59kg級で欧州選手権を制し、7月の国際大会から女子57kg級に参戦している強豪選手です。

櫻井選手は第1ピリオドから積極的に技を仕掛け、なかなか決まらないものの、相手選手の攻撃が審判に「消極的だ」と判断され、アクティビティピリオドの後に1点を先取します。第2ピリオドに入ってさらに2点を追加し3-0とリードを広げたものの、残り26秒で相手に2点を取られ、3-2と詰め寄られます。
しかしその後は、櫻井選手が持ち前のスタミナで最後まで粘り切り、勝利!前日にパリ五輪代表を決めた勢いそのままに、女子57kg級で金メダルを獲得しました!

8月には地元・高知でエールを受けた櫻井選手、前日に五輪代表を決めた勢いそのまま"V3”達成!

櫻井選手は、2021年に女子55kg級で、そして2022年には女子57kg級で、それぞれ世界選手権優勝を果たしています。今回の優勝で、この階級での連覇と、世界選手権3大会連続優勝="V3”を成し遂げました!