先月17日、富山市で19歳の男子大学生が亡くなった死亡ひき逃げ事件で、富山地検は15日、ひき逃げなどの疑いで逮捕・送検された69歳の男を過失運転致死などの罪で起訴しました。

過失運転致死と道路交通法違反のひき逃げなどの罪で起訴されたのは、富山市婦中町の無職・横井徹哉被告(69)です。

起訴状などによりますと、横井被告は先月17日、富山市婦中町響の杜で、乗用車を運転中、横断歩道上に横たわっていた山田翔向さん(当時19)をはねて死亡させたにも関わらず、そのまま逃げたとされています。

横井被告は逮捕後、警察の取り調べに対し、「今は何も話したくない」と話していましたが、捜査関係者によりますと、その後当時の状況について、「何かにぶつかった音はしたが人とは思わなかった」といった趣旨の供述しているということで、警察は事故を起こした認識はあったとみて調べを進めています。