正岡子規から俳句の手ほどきを受けた俳人たちの足跡を辿る特別展が、愛媛県松山市の子規記念博物館で開かれています。
会場には、子規が立ち上げた日本派俳句の地方結社、松風会で活躍し、子規に教えを受けた3人の俳人を紹介する新収蔵資料13点を含む、20点が展示されています。
松風会が出来た翌年、松山に帰省した子規から俳句の指導を受けた下村為山は画家としても活動していて、”豆名月”とも呼ばれる十三夜の月を詠んだ句には枝豆の絵が添えられています。
一方、子規に俳句を送り批評を受けていた仙波花叟は、子規から送られた句集が紙を食べる「紙魚」という虫の被害に遭った様子を詠んでいます。
このほか、連日愚陀仏庵に足を運んだ柳原極堂が最晩年に遺した作品など子規ゆかりの俳人の息遣いを感じられる特別展は、10月30日まで子規記念博物館で開かれています。
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