警察によりますと、10日午後3時15分ごろ、北アルプスに立山連峰にある別山(標高2880m)の山頂から、山小屋・剣御前小舎(標高2760m)に向かう登山道付近(標高2800m付近)で静岡市の52歳の女性医師が、浮石を踏んでバランスを崩した際に左足首を痛めました。同行者に支えられながら剣御前小舎に向かいましたが、歩けなくなったため富山県の消防防災ヘリで病院に搬送されました。

女性は左足首の骨を折る重傷です。事故当時、室堂周辺の天気は晴れで、現場は、岩と砂利が混在する足元が不安定な稜線上の登山道でした。

「別山」は、「雄山」「浄土山」と合わせて「立山三山」と呼ばれ、山頂から臨める剱岳など眺望がよく、登山者の人気スポットとなっています。