ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が北朝鮮の建国75年を祝う祝電を金正恩総書記に送ったと北朝鮮の国営ラジオが伝えました。

プーチン大統領は、祝電で、「あらゆる方面で、両国の連携は今後拡大していくことになる」とし、連携は「朝鮮半島や北東アジアの安全保障に貢献することになる」と強調しました。

また、習主席は「いままでは無かった大きな変化が急速に起きている」とし、「新たな情勢のもとで、戦略的な意思疎通の強化が重要」との認識を示しました。

その上で「伝統的な中朝の協力関係の維持こそが中国政府の確固たる立場だ」としています。

北朝鮮は祝電を公開することでアメリカなどに対抗し、中国、ロシア、北朝鮮の3か国の結束を改めて誇示する狙いがあるとみられます。

一方、韓国の情報機関などは金総書記がロシアのウラジオストクで10日から13日に開かれる「東方経済フォーラム」に合わせてプーチン大統領と首脳会談を行うと分析していて、金総書記の今後の動向が注目されています。