9月1日から始まる底引き網漁を前に、福島県いわき市の港では準備が進んでいました。
水津邦治アナウンサー「朝7時半、小名浜港です。あすからの底引き網漁が始まるのを前に、船に氷を積み込む作業が行われています」
この道50年をこえるベテラン漁師、志賀金三郎さん。3か月ぶりの漁を前に、複雑な思いを話してくれました。
漁師・志賀金三郎さん「うれしい反面、まだ不安もあります。その都度、漁師は漁をしながら(風評)払しょくとか、安心安全を訴えていこうかなと思っています」
およそ30キロ沖合で、メヒカリやヤリイカなどを狙います。
志賀さん「消費者に喜ばれる新鮮な福島の魚を、一日も早く提供したいなと思って、今夜は頑張って出漁します」
こうした中、県漁連の組合長会議が開かれました。これまでのところ、処理水放出後の福島沖の魚の取引価格に大きな変化は見られません。
県漁連 野崎哲会長「(処理水放出が)始まったというのは、大きな変化だと思います。ただ、この1週間、大きな問題もなく進んでいるので少し安心はしています」














