宮城県が構想する仙台医療圏の4病院再編を巡って、富谷市移転が計画される県精神医療センターの最寄りのJR名取駅前で市民団体が再編の反対を訴えました。

街頭演説:
「4病院再編の持っている不当性を是非みんなと考えていきたい」

JR名取駅前で、31日朝開かれた集会では、市民団体のメンバーおよそ30人がビラを配るなどしながら抗議活動を行ないました。

県の構想は、名取市の県立精神医療センターと青葉区の東北労災病院を富谷市に、太白区の仙台赤十字病院と名取市の県立がんセンターを統合して名取市に、移転するものです。

地域医療を守る共同行動みやぎ連絡会 岩倉政城共同代表:
「この4病院の再編問題を冷静に見直す。白紙の状態で謙虚に県民の意見を聞く、そういう姿勢に戻っていただきたい」

市民団体は、4病院再編の一部での基本合意が近いとみていて9月3日、仙台市内でデモ行進を行なうことにしています。