福島第一原発にたまり続ける処理水の海への放出が始まってから31日で1週間です。これまでに放出設備などでトラブルは確認されておらず、周辺海域のトリチウム濃度も全て検出限界値を下回っています。

東京電力は、福島第一原発にたまり続ける処理水について海水で薄めた上で、8月24日から海への放出を始めました。処理水は1時間あたり19トンのペースで放出されていて、31日午前11時までに合わせて3129トンが放出されました。

東京電力によりますと、これまでにトラブルなどは確認されておらず、毎日行っている周辺海域のトリチウム濃度も全て、1リットル当たり10ベクレルを下回り、「検出限界値未満」だということです。

また、県や環境省、水産庁も独自にモニタリング検査を行っていて、結果をホームページで公表しています。