岩手県宮古市で海に転落した女性の救助に協力したとして、警察は29日、20代の男性3人に感謝状を贈りました。

感謝状が贈られたのは宮古市の大学生、大須賀樹さん(21)など3人です。高校時代の友人である3人は18日、宮古市の出崎埠頭で海に転落した女性の救助に協力しました。

感謝状を贈られた3人(1人は母親が代理出席)


3人は、お盆の帰省にあわせて再会し、現場付近を散歩していましたが、午後10時ごろ女性の叫び声を聞き、駆け付けると女性が海に転落しおぼれていたということです。

女性が海に転落した出崎埠頭(岩手・宮古市)


1人は海に飛び込み、女性が沈まないように抱きかかえたほか、陸に残った大須賀さんたちは警察に通報した後、スマートフォンのライトで海上を照らしました。
女性は駆け付けた警察に救助され命に別状はありませんでした。
大須賀さんは「よく冷静でいられたと思いました」と当時の様子を振り返りました。