22日も七尾で37・2度など、石川県内11ある観測地点のうち4か所で最高気温が35度を超える猛暑日となりました。盆を過ぎても、猛烈な残暑が続く今年の夏。小松では8月10日、観測史上最高となる40度を観測し、大きな話題となりました。この日は全国的にみても異例の暑さだったと言える小松市ですが、そもそもなぜこんなに暑いのでしょうか?
記者
「JR小松駅前に来ています。きょうも強い日差しとともに厳しい暑さになっていて、手元の温度計では36度を超えています」
小松市は22日も最高気温が35度を超え猛暑日となりました。市内の金属加工工場ではおよそ860度の炉でボルトなど金属部品の強度を増すための“焼き入れ”を行っていました。工場内の温度は屋外よりも高い42度暑さ対策をしながら作業を行います。
深田熱処理工業 橋出伸也さん
「夏場は秋春に比べると体力的にも厳しいのでこまめに水分補給したり休憩したり、声をかけながら体が資本なので第一でやっている」
工場では冷房の効いた冷却室を設けて、従業員は水分補給だけでなくおよそ10分おきに体全体を冷やしていました。
なぜ小松で40度に到達したのか?
8月10日に、全国でも今年一番の暑さ40・0度を記録した小松。
「やばい暑い…めっちゃ熱風来ます」
「暑いし体もだるい」(小松市民・10日)
この日、一体何が起きていたのでしょうか。
金沢地方気象台 飯田豊弘 統括予報官
「ちょうど午前3時過ぎから金沢と小松の差が開くような状態がみられ、小松が高くなった」
10日の気温の推移。時間が経つにつれ、小松の気温が金沢を突き放していきます。当時は台風6号が九州地方を北上、県内では金沢と小松で風向きに違いが出てきました。
金沢地方気象台 飯田豊弘 統括予報官
「(10日は)石川県・富山県はだいたい北風で海風が入る状況で…ただし小松・加賀中津原は南東の風、南風が吹いている」
気温が上がった大きな要因の1つはフェーン現象。フェーンとは、太平洋側から暖かく湿った空気が流れ込み、山の反対側に吹き下りる乾燥した高温の風のことです。小松市は、このフェーンと呼ばれる南風の影響を受けやすい地形だといいます。
金沢地方気象台 飯田豊弘 統括予報官
「小松の気温はたしかに特に南風が吹く時だと上がりやすいと認識している。(小松市は)白山に近いという影響はあるかと思う」
一方、40度を記録したあとの小松市の気温は北から吹く海風の影響で午後4時過ぎくらいから急速に下がっています。風向き次第では、小松以外で40度に達する可能性があったと飯田さんは指摘します。
金沢地方気象台 飯田豊弘 統括予報官
「金沢は40度までいきませんでしたけど、これが例えば海風が入らなかったらおそらく40度いっていた可能性がある」
近くに白山がそびえ裾野に広がる小松市。その地形による風向きの変化は今回、40度を記録した一因といえそうです。














