北アルプスの標高2250メートル付近の登山道で21日、63歳の女性が濡れた岩に足をすべらせ転倒、右足の骨を折る重傷です。
富山南警察署によりますと、21日午前10時ごろ、北アルプスの雲ノ平山荘から薬師沢小屋までの標高2250メートル付近の登山道で、福岡県から登山に来ていた63歳の会社員の女性が濡れた岩に足をすべらせ転倒、右足が木道と岩の間に挟まれ負傷し、歩くことができなくなりました。
女性と同行していた登山者が、薬師沢小屋に向かい、午前11時半ごろ小屋の従業員から無線で富山県警山岳警備隊に救助を要請しました。
要請を受けて出動した消防防災ヘリが女性を収容、午後4時すぎに富山空港で救急隊に引き継がれ、病院に搬送されました。女性は右足の骨を折る重傷です。
女性は18日、合わせて17人にツアーで富山市有峰の折立から入山、北アルプス太郎平小屋や黒部五郎小舎、雲ノ平山荘を経て21日は太郎平小屋に向かう途中でした。