■第105回全国高校野球選手権記念大会・第10日目 3回戦 広陵3ー6慶応 延長10回タイブレーク(16日・甲子園球場)

春夏連続出場の慶応(神奈川)は今春センバツでベスト4の広陵(広島)を延長10回タイブレークの末に破り15年ぶりのベスト8進出を決めた。

3ー3で迎えた延長10回は無死一・二塁で始まるタイブレークで今大会で6試合目となった。先頭・丸田湊斗(3年)がヒットで無死満塁で2番・八木陽(2年)は浅い左飛、渡辺千之亮(3年)の二ゴロが悪送球となり4ー3と勝ち越す。4番・加藤右悟(3年)は二飛、2死満塁で延末藍太(3年)がライト前に2点タイムリーを弾き返し6ー3とリードを広げた。延末は先制打を含む5打点をマークした。

10回裏の広陵の攻撃を9回からマウンドに上がった3番手の右腕・松井喜一(3年)が2死から四球を出し2死満塁とするも最後は田上夏衣(3年)を空振り三振に取り無失点に抑えた。

初戦となった2回戦ではともに慶応が北陸(福井)に12安打9得点、広陵が立正大淞南(島根)に11安打8得点を挙げ攻撃力を見せていた。

慶応は広陵の先発エース右腕・高尾響(2年)に対して1回、1番・丸田が四球に暴投、犠打失敗があるも三盗を決める。4番・加藤右悟(2年)も四球を選び、再び暴投があり2死二・三塁から5番・延末藍太(3年)が2点タイムリーをレフトに弾き返し先制する。

先発のエース右腕・小宅雅己(2年)は初戦は7回4安打無四球で無失点に抑えた。小宅は2回にヒットと四球に犠打で1死二・三塁のピンチを招くも高尾を空振り三振、松下水音(3年)を中飛に打ち取った。

慶応は3回の攻撃で2番・八木陽(3年)の四球と3番・渡辺千之亮(3年)のヒット、加藤の犠打で1死二・三塁から延末の二ゴロ間で1点を加え、3ー0とする。

小宅は3回に1死からツーベースを打たれプロ注目の3番・真鍋慧(3年)を空振り三振に取る。だが4番・小林隼翔(3年)にレフトへタイムリーを打たれ3ー1となる。なお走者を二塁に置きセカンドの主将・大村昊澄(3年)がセンターに抜けようかという当たりを好捕し危機を逃れた。

小宅は4、5回と得点圏に走者を進めるが内野の好捕で無失点で切り抜ける。だが6回に2死三塁から松下にライトへタイムリーを打ち返され、3ー2となる。

小宅は6回を投げ8安打2失点(自責2)で降板。

7回は2番手は左腕・鈴木佳門(2年)がマウンドへ。1死から真鍋と小林に連打され1死二・三塁から只石貫太(2年)の遊ゴロ間に同点に追いつかれ3ー3と試合は振り出しに戻った。

鈴木は8回に先頭打者に内野安打を許すも高尾を二ゴロ併殺打に取る。だが松下にヒットと二盗を決められ2死二塁から1番・田上夏衣(3年)を中飛に打ち取り勝ち越しを許さなかった

慶応は9回、先頭・渡辺憩(3年)が遊内野安打、福井直睦(3年)の犠打で1死二塁に。大村昊澄(3年)は遊ゴロ、代打・安達英輝(3年)は中飛に終わった。

9回、慶応は3番手の右腕・松井喜一(3年)が登板。先頭・谷本颯太(3年)にヒット、真鍋慧(3年)は犠打失敗の三飛、1死一塁から4番・小林隼翔(3年)を左飛、ここで谷本に二盗を決められる。2死二塁から申告敬遠で2死一・二塁とし高橋陽大(3年)を二飛に仕留めていた。