警戒レベル5「緊急安全確保」が発令されている鳥取市佐治町です。だいぶ暗くなってきましたが、雨は激しく降り続いています。目の前の佐治川では轟音とともに濁流がとめどなく流れてきています。
道路の先のほうは、先ほどまで片側一車線は残っていたのですが、完全に道路がなくなってしまいました。避難所の前の道路も片側一車線がえぐれてしまっています。それだけ水の勢いが強いということです。
さらに、木が2本並んでいますが、もともとは4本ありました。そのうちの2本が流されてしまいました。木の根元にガードレールが巻き付いていて、水の勢いに押されてガードレールに引っ張られ流されています。
避難している方々も、音とやまない雨で不安な様子が非常に強まっています。これからどんな夜を迎えるのかと心配しているようです。警戒レベル5「緊急安全確保」が出されているということで、避難している方が増えてきています。
気象庁は午後4時40分、重大な災害が起きるおそれが著しく高まっているとして警戒レベル5相当の「大雨特別警報」を鳥取県東部に発表しました。
命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保しなければならない状況です。
午前7時50分、線状降水帯が発生した鳥取県では、鳥取市佐治町で午後1時40分までの24時間に観測史上最大の346.0ミリの降水量を記録していて、鳥取市佐治町を含む鳥取市全域と鳥取県八頭町に警戒レベル5の緊急安全確保が発令されています。
また、鳥取市佐治町の佐治川ダムの貯水量が増加し、洪水調整容量を大幅に超えることが予想されたため、県は午後4時40分から緊急放流を開始しています。
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